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怖いお話し.........第2話と第3話です。

皆様おまちかねの怖いお話しの第2話をお届けです。
前回の番外編がかなりインパクトがあったみたいで.......今回は怖いというよりも、ちょっとポロリとする話し、そんな体験談です。

第2話「おかえりなさい!」

この話しは、今から9年前の夏の出来事です。
当時滝川市に住んでいた僕ですが、職場は20分ほど車を走らせた実家のある赤平市にあります。いつものように出社し、いつものように仕事をはじめました。
お客さんのところへ納品と打ち合わせに出かけようと、事務所を出たその時です。
「お~い」
一瞬呼ばれたような気がしました。
「お~い」
やっぱり呼ばれてる。こんな事は今始まったことではなく、日常茶飯事な出来事でしたから、別に気に留めるわけでもなく「またかよ.....」とそんな感じで終わっていました。
その日の仕事が終わり、帰宅したのは午後9時頃。当時妻は滝川から旭川へ仕事に通っていて、その日はたまたま妻が実家に帰ってましたから、その日は当然真っ暗な我が家に独りで帰ったわけです。

玄関を入ると、いつものようにお香の匂いが出迎えてくれます。結構妻と僕はお香の匂いが好きで、アジアン雑貨屋にいくたびに色々な香りのお香を買ってはアロマ感覚を楽しんでいました。ところが..........いつもの匂いと違う........窓からの薄明かりで茶の間が煙っているのもわかる。
「あれ?これって線香の匂いだよなぁ.....誰か今線香に火をつけたみたいだし。」
あわてて茶の間の明かりをつけました。
しかし、茶の間もどこも煙ってはいません。
「もしかして...........」
「ピンポ~ン」チャイムがなりました。
「町内会費かな?」と玄関のドアを開けたのですが、誰の姿もありません。
「あっ!」僕には誰が来たのか薄々わかってはいました。
茶の間に戻ると「ピンポ~ン」とまたチャイムです。
僕は静かに言いました「おかえりなさい!」
するとまた部屋の中に線香の匂いがしてきます。
そして...「フン~♪フフン♪」と鼻歌のような歌声がかすかに聞こえ、部屋の中を歩きまわりだしました。「あっ、この鼻歌.....リンゴの歌だ。」

僕は静かに携帯を取り出し電話をかけました。もちろん妻にです。
「もしもし?俺だけど.....おじいちゃん、苦しまないで逝ったね。」
「えっ?今電話しようと思ってたの。何故知ってるの?....あれっ?今誰かと一緒?」
「えっ?そうなんだ、今俺のそばに来てるから...おじいちゃん」
電話を切ると同時に、花歌も歩き回る音も、線香の匂いも全て消えました。

そう、その日妻は祖父(僕には義理の祖父)の危篤のために実家に帰っていました。
そしてその日、静かに祖父が息をひきとったのでした。
ノモンハンでの出来事、大好きな模型の話し等、僕も祖父とは良く話しをしては可愛がってもらいました。本当に優しい祖父でした。歌も好きで、いつも「リンゴの歌」を鼻歌で歌ってたのです。

最後に僕に会うため、いつものように鼻歌をうたいながら遊びに帰ってきたのでしょう。
電話で妻と話していたとき、妻にも鼻歌が聞こえていたそうです。

妻の祖父が亡くなる前年には妻の祖母が亡くなったのですが、その時も祖母が帰って来た体験をしているんです。夜中の出来事で、これは僕しか体験しなかったのですが。
「いつでも帰っておいで」祖母のときも祖父のときもそう語りかけました。

そう思ったことが、実は大きな間違いだったと気づきもせずに.............。
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