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長編コラム「ひこうせん」

「北のモデラ-ズ」大作品展in北鎮も主なイベントを終了し、いよいよ今週末に千秋楽を迎える。長かった...けど短かった。クラブの垣根を越えて、個人の有志を迎えて、2名のプロモデラ-という強いバックアップにも支えられて、他には無い強い結束力を感じた今回の作品展。僕にはいい経験となりました。
それよりも、僕自身がずっと憧れていた「ひこうせん」の一員として参加できたことが凄く嬉しい。本当に昔からずっと憧れていたクラブだった。

僕が初めて「ひこうせん」の名前を知ったのは、僕がまだ大学3年生だった頃。今から20年以上も前。当時は駅前の「ジョイポ-ト」かオクノビルとマルカツにあった「タケウチ」しか模型店を知らなかった。「ジョイポ-ト」の店長、僕がまだ19歳の頃からお付き合いさせていただいてるから、もう24年の付き合いになるんだなぁ。
ある日、同じ大学に通う友人が「Rinsuke、何だか凄い店見つけたんだけど行ってみる?」って。彼も模型が好きで、たまにではあるが一緒にプラモを作っていた。
そんな彼と行った模型店が「てづか」だった。当時は駐車場もない、本当に小さいお店だったが、店を入ると右手にレジ、左手にはショ-ケ-ス。そして....何とも見た事のないキットが棚にゴッソリとある。「なんだ?....ここは......」
そしてショ-ケ-スには沢山の完成品が飾ってある。そこで目にしたのが「クラブひこうせん」だった。「クラブがあるんだぁ」そう思いながら完成品を眺める。「スッゲェ!こんな風に作れたら...」そう感じるほど凄かった。
「どうやったらこんなに綺麗に色が塗れるんだろろ」
当時のてづかさんが教えてくれた「エアブラシを使ってるんだよ」
「エアブラシ?あの凄く高いやつ?」
当時のエアブラシ、コンプレッサ-と一式揃えると10万くらいはする高価な代物だった。そんなの学生の僕には.....まず買えない。当時の僕は缶ブラシモデラ-だった。
えっ?缶ブラシって?ええぇっ?知らないの?......いや...(^^;;ただの缶スプレ-なんだけど(笑)
そんな僕の目に飛び込んできた完成品があった。飛行機だ。その名はスカイレ-ダ-。尾翼の蜂のマ-クが何ともカッコイイ!「こんないいキットがあるんだぁ」ともう釘付けである。
「これはどこのキットだろ」.....てづかさんに聞く....「モノグラム」
高嶺の花のモノグラムだ。その時僕は、バイト代から5千円を握り締めて持っていた。しかし、相手はモノグラムだ。キットを探す.....あった!僕は人生初のモノグラムのキットを買った。それもスカイレ-ダ-をだ。友人と一緒に僕の下宿に帰る。「はやく開けようぜ!」と友人にうながされながらキットの箱を開ける。

「・・・・・・・・・・・・・」しばらく沈黙.......。
「なんだこりゃ?」
あの完成品とは似ても似つかないキットが箱の中に.....デカ-ルも完成品のような繊細なものではない。しかも蜂のマ-クでもない.....。
「こんなの俺には作れねぇ.......」
それから20年以上、僕のコレクションとして手元に残るのだった(今でも持ってます)。

僕の中にはあるものが宿っていた。
「ひこうせんの完成品を見てキットを買うな!」
わかっていても、それに騙されること何十回、増えたキットも何十個(笑)。
今でも騙されてます(爆)。

そんな超絶技巧集団の「ひこうせん」に憧れを抱き始めました。

就職してからも何度か行き、完成品を見てはため息。特にカ-モデルの艶。当時模型誌でクリア-塗装⇒研ぎ出しが取り上げられ始めた頃で、当時の僕はまだやり方も知らない人間でした。
てづかさんが当時、レジ横でACコブラを研ぎ出ししてたの覚えてます。あの艶が凄かった。
そこでだ、たまたまF-1の完成品が飾ってあった。タミヤのマクラ-レンMP4/4だ。これも艶が出ていて綺麗だ。何やら「3000円」の値札が.....どうやら売ってるらしい。
僕は思いきってその完成品を買った(後にそれがN口さんの作だと知ったのだが)。それとタミヤの1/24のセリカの完成品と。2つとも凄い艶が出ている。これを参考にして作れば絶対出来るに違いない!そう思った。でも....研ぎ出しなんて一度もやった事が無いRinsuke。
やり方がわからないし、デカ-ルの上からクリア-を塗るなんて怖くて出来るわけがない。しかも僕は缶ブラシモデラ-だ。

転勤で札幌に行き、ある模型店と出会う。初代「あいの里ホビ-」だ。そしてクラブへのお誘いを受ける。それが僕の原点「ブル-・オイスタ-」というクラブだ。そこにはサロン会員というのがあった。何でも工房の機材を自由に使って作ってOKというものだ。もちろんエアブラシもコンプレッサ-もある。そこで僕は今の師匠と出会う。彼に手取り足取り、研ぎ出しのテクニックを学ぶ。そして人生初の研ぎ出し作品を、これまた人生初の展示会へ出品する。それがHMEだった。
土曜から会場入りしていたのだが、その一角にある空席があった。「クラブひこうせん」のブ-スだ。「ひこうせん?...えっ?あのひこうせん?」
日曜日、ついに「ひこうせん」が会場入りだ。そこにはてづかで見覚えのある完成品が並ぶ。
しかし、何かが違う......何だ?このオ-ラは。
あのね、本当のこと言うけど、HMEでは物凄いオ-ラを放ってたんだよ。何だか近寄りがたいっていうか、こんなド素人の僕が近づく場所ぢゃない!近づいちゃ失礼だ!みたいな。
でもね、HMEは毎年日曜日が楽しみだった。「ひこうせん」が来る。今年も何かやってくれるに違いない!って。実際に飛行甲板が登場した時はマジびびったっすよぉ!

そんな「ひこうせん」が僕の憧れだった。
僕らは皆、「北のひこうせん」「中央のノ-スフォックス」「南のMPMC」って呼んだくらいビックネ-ムだったからね。

仕事を辞めて地元に戻った僕は、当時「おもちゃのたなか」に出入りしていた1人の客と知り合い、たった2人でクラブを立ち上げた。それが「Good Fellows(グッド・フェロ-ズ)」のはじまりだ。
でも僕にはひとつ夢があった。それは「いつかはあのひこうせんに入ってみたい」そんな夢だった。でも僕には接触する機会どころか接点もない。しばらく「てづか」にも行ってないし。
しかし、パワ-ズに買物へ行った時、たまたま車買い替えでタムザに行った時、偶然にも「ひこうせん」の展示会に遭遇した。パワ-ズではあのセイバ-、タムザでは全面アルミ貼りのB-29に圧倒された。「やっぱ...ひこうせんって只者ぢゃないよなぁ」

ある日、たまたま「てづか」へ行った時だ。買物を済ませて何やら見まわしていると......「スケ-ルコンテスト」の告知。一瞬ひらめいた。「これに作品をだす。それをHMEに持って行く。すると....おっ?この作品、てづかさんのコンテストに出てたよね!と声をかけてくれるに違いない!」そんなひらめきだ。しばらくたったある日、クラブの会長と作品を持って「てづか」へ行く。持って行った作品はクラウンの1/144アベンジャ-とフジミの1/24のランボルギ-ニ・ガヤルド。もちろん2つとも入賞ならず。手厳しいコメントをいただいちゃってました(笑)。まずは目標達成.....次はHMEだ。
そこでまたひらめいた。「ぢゃぁ、今度はあれを作ってみよう。アベンジャ-みたいなものを」と思い製作したのが1/144のランカスタ-であった。
当時マイホ-ム計画をしていたのだが、新築するなら旭川だ!と決めたのもこの時期だったなぁ。とにかく「ひこうせん」とお近づきになることが目標であったのよ。
そして2007年7月。念願のマイホ-ムを建て、旭川に移住してきた。ROCO大魔王と近くなれたのがまず嬉しかったし、グッド・フェロ-ズ立ち上げ当初から色々と面倒をみていただいたノ-ズア-トさんにも近くなれたのがまず嬉しかった。でも、最終目標は「ひこうせん」だ。

2007年のHME。
ついにこの日がやって来た!
Good Fellowsのブ-スと僕がもう1つ所属している札幌カ-モデルoffミ-ティングのブ-スに作品を並べる。もちろん、Good Fellowsのブ-スには1/144作品を並べた。
会場を見渡す。あるブ-スで何やらひまわりを作っているお方達が.....おっ!D場さんだ。その横には酒井じてんしゃさんの姿も。しらじらしくチョロチョロし、思いきって話しかけてみる。D場さんは終始笑顔だ....何ていい人なんだ。酒井じてんしゃさんにも声をかけて見る....笑ってくれた...けど怖い(笑)。
Good Fellowsのブ-スに戻る。すると「どうもどうもおぉぉっ!」といつもの口調でD場さん登場。何やらROCO大魔王さん、ひるちゃん達と仲良く喋っている......えっ?お知り合いなの?
聞いてみたら何とAFVの会で知り合ってたのね.......。HMEの親睦会でもD場さんと席をともにし、なんだか1歩、「ひこうせん」に近づいた気がした。
HME終了後の「じゃっ、また来年!」。「来年かぁ.....」と思いながら旭川へ帰る。
HME終了後は模型に触りたくない日々が続く。だってねぇ、HMEに向けて!とバイク10台、車が3台、1/144ヒコ-キを13機量産したのよ...1年で。もう疲れて嫌になってたねぇ。

年が明けて2008年1月のある日。携帯にROCO大魔王さんからの電話が来る。
「何だろう......何かあったかな?」
「Rinsukeさ~ん、ご無沙汰!元気してる?あのさぁ、D場さんから、今月の○○日にひこうせんの例会やるから来ない?って誘われたんだけど行く?」
「ハァっ?......ひっ....ひこうせん?」
「いやぁ、1人で行くの寂しいから一緒に行こうよぉ....」
「えっ?....僕が行ってもいいの?」
そんな会話が続き、例会に参加することに決定。
「何か作品を持って行ったほうがいいんだよなぁ....」
でもハンパなものぢゃいかん!相手はあの「ひこうせん」だ!そう思いながら用意したのが1/144のアベンジャ-と1/144のランカスタ-。「こんなのでいいのかなぁ.....」

そして当日..........。

家を出発する時刻だ......車に乗る....エンジンをかける....プシュっ!
あれ?....クインクイン...プシュ.....バッテリ-があがった.....。
その日は朝からマイナス25℃だったか27℃だったか、見事にバッテリ-があがってしまっていた。それは、今思えば「行ってはならん!」というお告げだったのか?(笑)
ROCO大魔王さんに迎えにきてもらい、例会の会場へ向かう。
「おっ.....俺、何か緊張してるみたい.....」
例会の会場へ入る......「うわっ!ホントにひこうせんだ!」
昔からHMEで見てきた顔ぶれが揃っている。S藤1号さんもいる..N口さんもいる....T橋さんもいる...K田さんも皆いる.....。緊張はピ-クに達していた。出された弁当も、一番食べるの遅かったのは僕だったけなぁ。
でも.........今まで抱いていたイメ-ジとは違っていた。
皆、フレンドリ-かつ庶民的なモデラ-の集団だった。でも、例会での皆の製作途中品、流石に凄かった。例会も酒あり、笑いあり、皆一生懸命、僕に話しかけてくれていた。
いつのまにか僕も大声で笑いながら話しに参加していた。

僕は思った......「やっと夢がかなった....目標達成だ!」

そして今、「北のモデラ-ズ」大作品展で、有志ではあるが「ひこうせん」の一員として活動している自分を誇りに思っている。最初にのBlogで「一肌脱ぎましょう!」と書いたかと思う。それは僕を「ひこうせん」の有志として暖かく迎え入れてくれた事に感謝しているからである。最近は腰までメンバ-化しつつ、Blogを私物化してるかのように好き勝手書いてますが......(笑)。

「クラブひこうせん」
確かにビックネ-ムではあるが、模型好きを暖かく迎え入れてくれる場所である。本当に自分の技術を惜しげも無く披露してくれる方達ばかり。情報交換には最高の場所である。
しっ....しかし.....。「ひこうせん」とお付き合いしだしてから最近あることに気づく。
作ったことのない「ウォ-タ-ライン」「自衛隊車両」を気がつくと....僕は作っているのだ。
これはどうしたことか??暗黒のフォ-スでも送られてきたのか?
しかもだ!最近プラ板とパテの消費量が増えている....。いったいどうしたんだ?Rinsuke!
そんな「ひこうせん」のメンバ-の方達、そして有志の仲間達。彼らに囲まれている時間が、僕にとっては一番幸せな時間である。

「クラブひこうせん」
いつまでも僕達旭川に住むモデラ-にとって、憧れのクラブで居続けて欲しいと願う今日この頃である。




ふうっ......書いてスッキリした..........。
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